晦−つきこもり
>三話目(鈴木由香里)
>R5

あんまり、そういうのに対してこだわりないんだね。
それはそれでいいんじゃん?
やっぱり自殺なんて考えたくないんでしょ?
私は……、どうせ死ぬんなら、綺麗にとはいわないけど、派手に死にたいな。

一生に一度のことだもんね。
でもさぁ、私はきっと、自殺する前に誰かに殺されそうな気がする。
間違っても、葉子みたいな、幸せな老後は迎えられないと思うな。

絶対、畳の上でなんか死ねないぞ!いつか、お前を刺してやる!って、何人にいわれたことか……。
だからね、その度に私、こういってるんだ。
「整理券配るから、待ってて」
って。

私を殺す権利がもらえる整理券。
葉子も欲しい?
1.欲しい
2.いらない