晦−つきこもり
>三話目(前田良夫)
>E7

そうかなあ。
俺は、結構信じたんだけどなあ。
それがたぶん、顔に出てたんだろうな。
ほら、俺って正直者じゃん。
オヤジ、ここぞとばかりにプッシュしてきやんの。

「これは、掛け値なしの本物だよ。
あとで後悔しても、知らないよ」
見ると、目が真剣なんだよ。
いつもとは、まるで別人だ。
ひょっとしたら、本当のことをいっているのかな。
俺は、ほとんど信じかけた。

俺って、だまされやすいタイプだと思う?
1.思う
2.思わない