晦−つきこもり >五話目(前田和子) >A8
「い、嫌っ!」 私は、大声で叫んだ。 早く、この状態をどうにかしてほしくて。 生霊がとり憑いているなんて、気持ちいいものじゃないわ。 和子おばさん、ひどい。 いい降霊のしかたを教わったなんていって、こんなことするなんて。 あっ、そういえば……。 生霊にとり憑かれそうになったら、鼻をつまんでサルのマネをするといいっていってたよね。 ……どうしよう? 1.鼻をつまんでサルのマネをする 2.そんなことはできない