晦−つきこもり
>六話目(真田泰明)
>2Z3

そこは使用人の部屋のようだった。
壁際のベッドと、小さな机がある。
「使用人でも、責任者か、何かの部屋って感じですね」
河口君がつまらなそうにいった。

みんなは部屋の中をうろうろしたが、特に興味を持つ物はなかったようだった。
俺も特に気になるものがなかったので、扉の所で彼らを見守るにとどまった。
「そろそろ行かないか」
時間を持て余して、フラフラしていた花田さんがそういい出した。

「そうだな」
俺はそういうと、みんなを見た。
みんなはその言葉に従うように集まってくる。
俺達は部屋を後にした。

(→一階向かいの扉の中に戻る)
(→全ての部屋を回った場合)