晦−つきこもり
>六話目(山崎哲夫)
>A1

◆一話目〜五話目で石の話を聞いている場合の始まり方


おおう、手に汗をかいてしまったよ。
みんな、いろんな話を知っているんだなあ。
だけど、自分の話もすごいぞ。
葉子ちゃんなんて、目玉が飛び出しちまうんじゃないか?
がっはっは……。

いや、笑っている場合じゃないな。
これは、非常に恐ろしい話なんだよ。
自分もいろいろな場所を冒険してきたが、こんな体験は初めてだった。

ああ、思い出すのも嫌だよ。
実はな、自分は、裁判にかけられたことがあるんだよな。
おっと、葉子ちゃん。
そんな目で見ないでくれよ。
無実の罪だったんだから。

じゃあ、ちょっと当ててごらん。
おじさんが、どこでそんな怖〜い目にあったのかをな。
1.日本のどこか
2.西洋
3.東洋
4.わからない