晦−つきこもり
>六話目(藤村正美)
>Z4

嘘。
本当は、笑ったくせに。
私にわからないとでも、思ったんですの?
冗談ではありませんわ。
それは、私を馬鹿にしているってことですわよ。
日夜、患者さんのために尽くしている私が、笑われる筋合いなんてありません。

ひどいですわ。
なんて無神経な、なんて不作法な人なんでしょう!
そういって、正美おばさんは、ツンと横を向いてしまった。
……これで、話はおしまいってこと?

どうしよう。
謝った方がいいのかしら?
1.謝る
2.謝らない