晦−つきこもり >七話目(鈴木由香里) >E5
……そんなの、全然聞こえないわ。 <本当かい? もっと耳を澄ましてごらんよ。地の底から沸き上がってくるような、低く轟く怨念に満ちた声が聞こえるはずさ。……ほら、あの音は違うかい? 枯れ葉のざわめき? もしかすると、地獄から響く君らの名を呼ぶ声かもしれない……。 どうだい? 聞こえないかい? 聞こえるだろう……?> 1.聞こえる 2.聞こえない