学校であった怖い話
>二話目(岩下明美)
>T6

なぜ、断らなければならないの?
彼女はとてもかわいらしく、奥ゆかしかったのよ。
だから坂上君は、告白されてとても嬉しかったの。
そして、彼女と交際することにしたのよ。

いい?
あなたは、彼女の心に芽生えていた、恐ろしい感情について何も知らなかったのよ。

次の日、あなたと彼女は屋上で一緒にお昼を食べることにしたの。
彼女と一緒に食べるお弁当……。
嬉しそうな彼女。
楽しい時間がしばらく続いたわ。

でも……。
玉子焼きを食べていたあなたの腕を、いきなり彼女がはたいたの。
「ごめんなさい。今、蚊がいたから……」

北島さんは、そういったわ。
それから、彼女はとあるごとにあなたの腕や顔をはたくようになったの。
1.交際を続ける
2.彼女と別れる