学校であった怖い話
>四話目(細田友晴)
>B5

……そう。
感じないのか。
それじゃあ、次に行こうか。
仕方ないものね。
……いや、別に残念がっているわけじゃないさ。
僕は、ほんのちょっとだけれど、あのトイレから不思議な感覚を感じるんでね。

もしかしたら……と思ったんだけれど。
僕の霊感なんて、たいして当てにならないからね。
僕は、君が発している不思議なオーラのほうが、偉大だと思っているからさ。
……さあ、ついたよ。

ここが、新校舎の二階の北側にあるトイレだ。
どうだい?
何か、見えるかい?
濁った空気が漂っていないかな?
君のストレートな意見が聞きたいんだけど。
1.感じる
2.感じない