学校であった怖い話
>五話目(新堂誠)
>U5

よし、それじゃあ話してやる。
おまえたち、今ここにいるものに気づいているか?
席について、おとなしく七不思議なんて聞いてるヤツらじゃないぜ。
俺たちがこうして話している間に、こっそり忍び込んできたヤツらのことさ。

……そう、おかしな顔をするなよ。
この部屋には誰も入ってこなかったって?
そうさ、目に見える形ではな。
でも、いるぜ。
坂上は霊感が強そうだからな。
おまえになら、わかるんじゃないか?

この学校で、こんな話をしてりゃあヤツらが集まってきて当然さ。
まあ、大部分は漂うだけで、人間には手出しできないけどな。
でも、中には強力なヤツもいる。
そいつがおまえを見てるっていったら……信じるか?

はははっ、顔がこわばってるぜ。
やっぱり怖いか。
そうだよな。
いや、悪い悪い。
新堂さんはニヤニヤしている。
僕は、からかわれたんだろうか?
1.ひどい、と抗議する
2.じっと我慢する