学校であった怖い話
>五話目(風間望)
>A5
「あ、ちょっと待ってください!
それ、僕にもできるんですけど。」
「え?」
風間さんが、意外そうに驚いている。
けれど、すぐに馬鹿にしたように鼻で笑った。
「はっはっは……坂上君。君は、おもしろい冗談をいうね。これは、スンバラリア星人にしかできないことなんだよ。君が、何を知ってるっていうの?」
風間さんは、高笑いをあげた。
「……あのう。それって、もしかしたら、その紙に火をつけて、紙が燃えてしまって十円玉が中に落ちるっていうネタじゃあ……」
おもむろに、風間さんが席を立ち上がった。
まじめに驚いているようだ。
「……知ってたのか! ……君、人が悪いなあ。君も宇宙人だったんだね」
そういい、突然人なつっこそうな笑みを浮かべると、僕の肩をたたいた。
何なんだ、この人はいったい。
僕は、なんて答える?
1.そうです。僕も宇宙人です
2.違います。僕は地球人です