学校であった怖い話
>五話目(岩下明美)
>O3

まあ、ありがとう。
おせじでも嬉しいわ。
…………もちろん、おせじよね?
恋人がいるのに、他の女の子にちょっかいをかけるような、そんな人じゃないわよね。

そんなの、恋人に失礼だわ。
私にもね。
まさか私を、ほめられるとすぐその気になる軽い女だと思ったんじゃないでしょうね。

私は私を馬鹿にする人が大嫌い。
だから、あなたがそんなつもりだったなら、あなたを嫌いになるわ。
私を敵に回すと怖いのよ。

……うふふ、そんな顔して。
坂上君がそんな人じゃないのは、目を見ればわかるわ。
冗談よ、冗談。
でも、そう答えてくれるってことは私を憎からず思ってくれてるってことかしら。

もし、そうなら……。
恋人と別れて、私とつき合ってくれない?

冗談だと思わないで。
真剣に答えてほしいの。
どう?
あなたの恋人にしてくれる?
1.する
2.しない
3.今は答えられない