学校であった怖い話
>五話目(岩下明美)
>Q4

そう……まあ、無理もないわね。
それじゃあ、とりあえず私の話を聞いてちょうだい。
話しているうちに、私の性格やクセなどもわかってくると思うの。
話し終わったとき、もう一度聞くわ。

それまでに、私を恋人にするか決めておいてね。
ジロジロ見られるのは好きじゃないけど、特別に坂上君だけは許してあげるから。
私がこれから話すのは、愛しあった恋人たちの話よ。

私のクラスに、矢口節子という子がいてね。
彼女には、伊達守という恋人がいたわ。

二人は、とても仲がよかった。
でも、お互いの家が厳しくて、なかなか会えなかったの。
そういうとき、坂上君だったらどうするかしら?
1.電話をする
2.文通をする
3.こっそりと会う