学校であった怖い話
>六話目(風間望)
>AQ7
うっふっふ……。
君、いい子だね。
じゃあ、イボガエル様に頼んであげるからね。
イボガエル様、イボガエル様、お願いします。
坂上君の、前世が知りたいのです。
坂上君の前世は、ずばり何でしょうか?
(い・ぼ・が・え・る)
おおっ!!
君の前世は、なんとイボガエルだったのだ!!
君がイボガエルコースを選んだのは、前世の記憶がそうさせたんだよ。
ははははは!!
……おや?
どしたの?
不満そうな顔をして。
君、これはたいへん名誉なことなんだぞ。
君の前世は、成功だって出たろ?
それは、イボガエルとして、最高の一生を送ったってことさ。
すばらしい話じゃないか。
じゃあ、もうイボガエル様に聞くことはないね。
イボガエル様、イボガエル様、ありがとうございました。
どうぞ、お帰り下さい……。
あっ、坂上君。
君は帰っちゃだめだよ。
いくら、前世がイボガエルだったからといってもね。
はっはっは……。
1.一万円返せという
2.守護霊様の話はどうなったのか、尋ねる
3.あまりに馬鹿らしい話なので、いくらなんでも怒ってみる