学校であった怖い話
>六話目(岩下明美)
>D5

……そう。
大川さんの考えそうなことよ。
もう、彼女の頭にはルーベライズのことしかなかったわ。
そして、すでにそれは自分のものだと思い込んでいたの。

だから、自分のものが人の墓の中にしまってあるということが許せなかった。
そして、それを取り返しに行かねばならないと思ったのよ。
そこまで思い込めるなんて、どういう神経してるのかしらね。

大川さんは、はやる胸を抑えつつ岡崎さんの眠るお墓へ急いだわ。
……ねえ、この話を続ける前に、その岡崎さんてどんな人だったか知りたくないかしら?
1.知りたい
2.知りたくない
3.別にどちらでもいい