学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>7AJ8

「さあ、日野! 狙いを外すなよ!
僕の腹に思い切りナイフを突き立てろ!」
僕は、叫んだ。
「へへっ、あきらめたか!」
日野が笑いながら、突っ込んできた。
僕は、日野のナイフに全神経を集中させた。
これが最後の賭なのだ。

僕の運が強ければ、絶対に成功する。
狙いを外すな。
日野のナイフを、正確に受け止めるんだ。
外れれば、……死ぬ!
「楽になんなっ!」

「ぐっ!」
僕の腹に、鈍痛が響く。
次の瞬間、日野の顔に失望の色が広がっていった。
それは、日野にとって、あってはならないことだった。
「きさま……はかったな」

「どうした、日野? 顔が真っ青だぜ」
僕は左手で、腹に突き立てられたナイフごと日野の手を握りしめた。
そして右手はポケットからドライバーをまさぐり出す。
一瞬の猶予もない。

どうする?
1.ドライバーを日野の喉に刺す
2.ドライバーを日野の心臓に刺す
3.ドライバーを日野の肩に刺す