学校であった怖い話
>七話目(荒井昭二)
>A1

「全く、ふざけた話だぜ」
新堂さんは、むっとしていた。
荒井さんは、そのまま部屋を出ていったきり戻ってくる様子もない。
彼は、いったい何であんなことをいったんだろうか。
僕たちのうち、誰か一人が人形の生けにえになるなんて。
冗談にも程がある。
「帰らしてもらうぜ」

新堂さんは、さっさと荷物をまとめ、部屋を出ていってしまった。
僕には、それを止める権利はない。

見ると、誰もが帰りたそうな雰囲気だった。
そして、七人目が来る気配もない。
もっとも、もし今頃七人目がきたとしても、とても話を続ける雰囲気ではないけれど。

どうする?
このまま、もう終わりにしたほうがいいのだろうか?
1.終わりにする
2.まだもう少し残っている