学校であった怖い話
>七話目(細田友晴)
>AA5

そうか。
じゃあ、話してやろう。
先生が、この少年の話を聞いたのは、高校二年生の時だった。
当時も、学校の七不思議は流行っていてな。
理科室の踊るガイコツとか、夜一人で歩く銅像とか、天井から血の滴る音楽室とか、いろいろあったんだ。

でも、そんなのはみんな嘘だ。
誰かがでっちあげた嘘なのさ。
でもな、その話だけは、聞いたとき、ぞっとしたよ。

実際、この壁だろ?
なぜか、この壁だけ妙に新しく塗り込めたような跡があるんだ。

それに、旧校舎の構造からいって、この一角だけ壁に区切られた無駄な作りになっている。
四方を壁で囲まれ、その中に何があるのか、どうしてこういう作りなのか、誰も知らなかったんだからな……。
そういう噂が流れても、妙に真実味があったんだよ。

それで、当時ここにまつわる噂は、どんなものだったと思う?
1.壁の向こうから声が聞こえてくる
2.兵隊の霊が現れる
3.壁にいくつもの人の顔が出る


◆一話目で岩下が消えている場合
1.壁の向こうから声が聞こえてくる
2.兵隊の霊が現れる
3.壁にいくつもの人の顔が出る


◆二話目〜五話目で何人かが消えている場合
1.壁の向こうから声が聞こえてくる
2.兵隊の霊が現れる
3.壁にいくつもの人の顔が出る