学校であった怖い話
>五話目(荒井昭二)
>A2
「ちょっと、もうやめましょうよ」
僕は立ち上がった。
このままじゃあ喧嘩になりかねない。
風間さんが、大げさに肩をすくめて見せた。
「そりゃ、僕だってやめたいさ。でも君も見てたろ。先に突っかかってきたのは荒井の方だ。僕じゃない」
荒井さんは上目遣いで風間さんをにらんだまま、何もいわない。
風間さんは、そんな荒井さんを無遠慮に指さした。
「やめてほしいんならさ、こいつに謝らせてくれよ。僕はみんなの前で辱められたんだ。
謝罪を要求するね」
みんなは荒井さんを見た。
荒井さんは……。
1.謝った
2.謝らなかった