学校であった怖い話
>五話目(荒井昭二)
>K4

そうだ。
僕は、この集まりをまとめなければならないんだ。
こんなことをしていられない。

「二人ともやめてください」
僕は、立ち上がった。
そして、二人を見た。
「先輩たち、もうやめてください。僕たちは、ケンカをするために集まったんじゃないですから。学校の七不思議を新聞に載せるために、皆さんに来ていただいたんです」

「そうはいうけどね、君。僕は、穏便に済ませたいんだよ。問題は、荒井にあるんじゃないのか? 彼が、僕に突っ掛かってきてるんだよ」
風間さんは、面倒臭そうにため息をついた。
風間さんのいうことにも、一理ある。

「……坂上君? 僕は、みんなを助けようと思っているんですよ。
不届き者のために、僕たちが呪われないようにしなければならないんですよ」
荒井さんのいうことにも、一理ある。
場を茶化した風間さんにだって責任はあるのだ。

僕は、どうすればいいんだ。
1.風間さんの肩を持つ
2.荒井さんの肩を持つ