学校であった怖い話
>七話目(岩下・福沢)
>AC4

ほかのネタにふらないと……。
「風間さんって、カッコいいですよね。一度にたくさんの女の子と、付き合ったりしているんじゃないんですか? いいなぁ。この色男!!
妬けるねぇ。スンバラリア星でも、何人もの女の子を泣かしたんでしょ」

とっさに思いつきでいってみた。
風間さんの表情が硬い。
渋い顔をしている。
どうしよう、この作戦は失敗したらしい。
ええい、ままよ。

「……あのう、風間さんの本名は何ていうんでしょうか?」
とりあえず、切り返すことにした。
「あ、僕? そうだね。聞く前に、自分の名前を名乗るのが礼儀というもんだよな。僕の名前は><>SACEDSFIKJWて、いうんだよ。さ、君の名前は?」

……聞き取れなかった。
今の、本当に人の名前なんだろうか。
風間さんは危ない人かもしれないけれど、謝ればわかってくれるかもしれない。
自分のこと宇宙人だと思っているだけで、本当はただの頭の変な人さ。

さっき、目が金色に見えたような気がしたのは、単なる僕の見間違いに決まっている。
この世に、宇宙人なんかいるわけない。
……でも、本当にそうだろうか。
だんだん、自分に自信がもてなくなってきた。

僕は、本当に宇宙人がいないなんて思っているのか?
1.宇宙人はいる
2.宇宙人なんていない