学校であった怖い話
>七話目(風間・岩下)
>J8

「やっぱり結婚は考え直そう。君はおかしいよ。僕は、この若さで君のような子とはつきあいたくないし、結婚なんて考えたくないんだ」
とうとう、僕はいってしまった。
僕は、自分でもいたって普通な人間だと思っている。
こんな僕が、元木さんとつきあってうまくいくわけがない。

僕は、きっと彼女に振り回されっぱなしだろう。
そう考えたら、いわずにはいられなかった。
僕は、元木さんをちらと見る。
彼女はうつむいて、唇を固くかんでいた。
と、その時……。

元木さんはドアまで走っていった。
そして、僕を見て彼女はいった。

「いいわ。いいわよ。みんな、そうやって私を避けるのね。坂上君だって、約束してくれたじゃない。結婚するよって……。あれは嘘だったの!?」
彼女は僕に問いかけた。
1.嘘じゃない!
2.嘘だったんだ……


◆「…なんて答えればいいんだよ。」の質問で「2.君と結婚するよと、嘘でもいう」を選んでいる場合
1.嘘じゃない!