晦−つきこもり
>一話目(山崎哲夫)
>A1

「お、葉子ちゃん、トップバッターは、自分ッスか」
哲夫おじさんは、軽く切り出しました。
この人に怖い話なんて、できるのかしら?
私は、心配になってしまいます。

「葉子ちゃん。葉子ちゃんも知っての通り、自分は冒険家をしているんだ。いつも世界中あちこちを、飛び回っている。
冒険家『山崎哲夫』…………。

どうだい、かっこいいだろう?
そういえば、葉子ちゃん。
今は春休みってやつかい?
体、鍛えてる?」
ハァ?思わず、眉をひそめてしまいます。

「葉子ちゃんは、
いつも休みの時は、なにをしているんだい?」
1.家でゴロゴロしている
2.部活動
3.ショッピング