晦−つきこもり
>二話目(山崎哲夫)
>N9

いいや、おかしくない。
葉子ちゃん、そんなこといっているけどな。
今ここに集まっているみんながな、もし葉子ちゃん以外人間じゃなくて、この家も幻だったらどうする?」
哲夫おじさんったら、まじめな顔をしてそんなことを聞いてきたの。

「だから、そんなことあるわけないじゃない」
「そうかな? じゃあ、この電気を消してごらん。何か起きるかもしれないぞ……」
哲夫おじさんは、にやりと笑って、そんなことをいったわ。

私は……
1.電気を消してみる
2.そんなことはしない