晦−つきこもり >二話目(鈴木由香里) >K6
OK。 じゃあ、怪物の『かっちゃん』にしよう。 かっちゃんのそばには、いつも生き物の屍骸が転がってたよ。 最初は小さな虫。 次は小鳥。 そして猫や犬……。 確かに子供の頃って、誰でも、わりと平気で残酷なことするよね。 それって、命の重さってものを、いまいち理解してない頃のゲームだからさ。 ただの遊び。 葉子にだって、覚えがあるんじゃん? 1.ある 2.ない