晦−つきこもり
>三話目(山崎哲夫)
>I10

そうだよな。
自分は、急いで隣のテントに駆けつけたんだ。
外に出るのは怖かったが、一人でテントにいるのは、もっと怖かったからな。
それで、隣のテントに飛び込んだんだ。

「おい、大変だぞ!」
「なに? どうかしたんですか……」
そこにはなんにも知らない、幸せな三人組が眠っていた。
「どうかしたじゃない!
大変なんだ!
藤澤が、いないんだよ!!」
「ええ!?」

そのテントにいた奴らは、すぐに藤澤を捜しに行こうと飛びだそうとした。
自分は、すぐに引き留めたよ。
そして、幽霊のことを話したんだ。

急にそんな話をしたからな。
そいつら、信じたと思うかい?
自分の話を。
1.信じた
2.信じなかった


◆最初の選択肢で「1.覚えてる」を、2番目の選択肢で「2.そうかな」を選んでいる場合
◆最初の選択肢で「2.覚えてない」を、3番目の選択肢で「2.そうかな」を選んでいる場合
1.信じた