晦−つきこもり
>四話目(山崎哲夫)
>A6

食事かぁ。
そうだな、腹が減っては戦はできぬっていうからな。
だが、よーく考えてくれよ。
山小屋の中で雨風はしのげるが、まだ自分はずぶ濡れだ。
しかも小屋の中は、明かり一つない真っ暗闇……。
こんな時は、何よりもまず『火を起こす』だろ。

駄目だなぁ、葉子ちゃん。
こんなことは冒険家の常識だぞ。
今度、冒険家の基礎知識をしっかり教えてやろうな。
それには、一緒に旅をしてみるのが一番なんだがなぁ。

どうだい?
おじさんと一緒に、世界の浪漫を求めて旅に出ないか?
1.いいよ!
2.嫌!