晦−つきこもり
>四話目(山崎哲夫)
>T3
しばらく様子を見ることにしたの。
哲夫おじさんが考えごとしてる姿なんて、初めて見ちゃったんだもん。
だって、哲夫おじさんたら、
「自分は、脳細胞まで筋肉でできてるんだぞ。がっはっはっはっは」
って、ことあるごとに自慢してたぐらいなのにね。
冗談だってことはわかってたけど……。
なんといっても哲夫おじさんのことだからさ……。
もしかしたら本気でいってるのかも……?
……って、私、どうコメントしていいのかわからなかったことがあるわ。
それくらい哲夫おじさんて、行き当たりばったりで、後先まったく考えない人だと思ってたのに……。
本当にめったにないことなのかもしれない……。
生まれて初めてとか、一生に一度とか……。
……でも、だからといってここで話がストップしても困るし……。
どうしよう……?
1.早く話を始めて欲しい……と、頼む
2.そっとしておく