晦−つきこもり
>四話目(山崎哲夫)
>U4

そっとしておこう……。
哲夫おじさんが、こんなに真剣な表情で考えごとをするなんて、本当に貴重な時間だと思うもの。
……哲夫おじさんには、このまま考えごとを続けてもらって…………。

「次の話に行きましょうか?」
「いいんじゃん? 哲ニイ、すっかり眠っちゃってるし……」
……えっ!?
哲夫おじさんたら眠っちゃってたの?
珍しく真剣な顔してると思ったのに。

やっぱり哲夫おじさんの脳細胞は、筋肉でできてるのかもしれない……。
「葉子ちゃん、本当に次の話に移っていいのかな? ははっ」
1.いいの!
2.やっぱり駄目!