晦−つきこもり
>四話目(藤村正美)
>D3

ああ、はいはい。
その話はもう、終わったんじゃなかったかしら?
可愛いっていわれたのが、よっぽど嬉しかったんですのね。
しょうがありませんわね。
自分で思い出しましょう。
ええと、わがままな患者さんの話でしたわね。

とにかく、その患者さんは、わがままだったんですの。
それでも患者さんですものね。
心を込めて、お世話をしていました。

広い心を持てば、多少のわがままは許せるものですわ。
そう思うでしょう?
1.そんなことはない
2.そうかもしれない