晦−つきこもり >六話目(真田泰明) >2AB4
俺は鍵を探した。 しかし、どの鍵もその扉の鍵には合わない。 「鍵がないんですか」 河口君が俺の手元を覗き込むようにしていった。 「うん………」 俺は更に鍵を探しながら答えた。 「どうも、ここの鍵はないようだな………」 俺は首を振り、みんなの顔を見た。 「じゃあ、次に行きましょうか」 河口君はそういって扉を離れる。 俺達も続いた。 (→地下室廊下に戻る) (→全ての部屋を回った場合)