晦−つきこもり
>七話目(山崎哲夫)
>G4

もうちょっとだけ探りを入れて、様子をみよう……。
みんな、なかなか手強いんだから。

「石が出てくる話ばっかり六つもよ。これって絶対、ただの偶然とは思えないよね? 深い意味があるに違いないって思わない?」
そういって、チラリと隣りにいる良夫を見ると……?
「知るかよ、そんなこと!」
良夫は、プイッとそっぽを向いちゃった。

ムッ、失礼な奴!
すっごく生意気よ。
超ムカツクーーー!!
こうなったら、あんたのこと徹底的に無視しちゃうんだから!
もう偶然でも、みんなの陰謀でも、何かの因縁でもいいわよ!

石なんてそこら辺にゴロゴロしてるもの、別におかしくもないし、ちっとも怖くなんかないんだから……!!
ふぅ、やっと少し落ち着いたわ。

順番からいくと、最後は私の番なんだけど、やっぱり、私も怖い話をしないといけないの?
あんまり怖い話なんて知らないんだけどなぁ……。
どうしよう……?
1.怖い話をする
2.誰かに代わってもらう
3.眠くなってきたから、お開きにしよう