晦−つきこもり >七話目(鈴木由香里) >A4
……聞いたことあるわ。 確か、泰明さんがそんなことをいってたような……。 <よく覚えていたね。実は……今、君たちのいる開かずの間の外には有象無象の死霊が集まってきてるんだ> ……えっ!? ほ、本当なの? <ああ、本当さ。ほら、耳を澄ましてごらん。聞こえないかい? 苦しげな死霊のうめき声が……。 床や、壁や、天井を叩く音が……> 1.聞こえる 2.聞こえない