学校であった怖い話
>一話目(新堂誠)
>A2

そうか。
あそこはいいよな。
人がいないから静まり返っている。
でも霊はいるんだぜ。
何かがいる、そんな感じがするだろう?

特に旧校舎の二階の長い廊下をぬけたとこにある、三階へと続く階段。
階段っていうのは、どこの学校でもいろいろあるようだがな。
なぜかって?
鏡があるだろう。

階段の踊り場にある鏡、こいつがくせものなんだ。
いいか、これからする話は、俺が本当に体験したことだ。
旧校舎の階段にある鏡の話だよ。
少し前のことだけどな。
俺のクラスの吉岡が、相談があるって言ってきたんだ。

吉岡ってのは、いつも孤立してる様な暗い奴なんだけどな、どういうわけか、特に付き合いもない俺に話しかけてきたんだよ。
どんな話だったと思う?
1.彼女の話
2.勉強の話
3.旧校舎の鏡の話