学校であった怖い話
>二話目(細田友晴)
>B4

「先生に話したほうがいいな。相手にしてくれるかどうかわからないけれど、このままでは危険だと思う」
多分、先生に話しても解決しないだろう。
それでも、話さないよりはましだ。
僕は、そう思ったんだ。

女の子たちは、僕の言葉を聞いて、何やらヒソヒソと話し合っていた。
きっと、彼女たちも、それが無駄な努力であることはわかっていたんだろうな。
僕たちは、職員室に行った。

行ったはいいけれど、誰に話をすればいいのかわからない。
その時、職員室には四人の先生が残っていたのさ。
誰に話そうか?
1.生活指導の比田先生
2.進路指導の芦村先生
3.体育の若月先生
4.数学の米山先生