学校であった怖い話
>五話目(福沢玲子)
>L6

「うわぁっ!」
僕は、思わず飛び退いた。
何だ、こいつは!
「きゃーーーーーーっ!」
「福沢さん!」
福沢さんは、そいつから逃げることはできなかった。

突然、彼女の悲鳴が聞こえたかと思うと、瞬きする間もなく、ロッカーに引きずり込まれてしまった。
僕が叫んだときには、もう彼女はロッカーの中だった。

「福沢さん!」
僕が、もう一度叫び、助けようと手を伸ばしたとき、ロッカーは悲鳴のような音を上げて勢いよく閉まった。

どうする?
開けるか?
それとも……。
1.開ける
2.福沢さんの名を呼ぶ
3.そのままにしておく