学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>7U4

僕は、奥から二番目の個室を捜すことにした。
ライトを当てる。

そして、個室をくま無く調べた。
……ない。
だめだ。
いや、待て!
トイレの桟のところに、何か乗っている。
僕は、懐中電灯で照らしてみた。
それは、黄色い液体の入ったアンプルだった。

見つけた!
あれだ!
ついに発見したぞ!
僕は手を伸ばした。
「キィーーーーーッ!」
突然、甲高い叫び声が聞こえたかと思うと、僕の背中に何かがぶつかってきた。

「ぎゃっ!」
肩に、何か突き刺さっている。
引き抜くと、それはシャープペンだった。
「死ね! 死んじゃえっ!」
誰かが僕の首を絞めてきた。
僕の手を離れて転がった懐中電灯は、そいつの顔を照らし出した。

福沢だった。
「離せっ!」
僕は、福沢を突き飛ばした。
が、離れない。
「ぎゃっ!」
僕の顔に激痛が走った。
福沢の鋭い『爪』に引っかかれたのだ。
思わず顔を覆った。
その手に福沢が噛みついてきた。

……くっ!
あと一歩なのに!
どうする!

◆レポートを持っていない場合
1.福沢の首を絞め返す
2.シャープペンを拾う
3.ひとまず逃げよう


◆レポートを持っている場合
1.福沢の首を絞め返す
2.あのレポートを使おう
3.シャープペンを拾う
4.ひとまず逃げよう