学校であった怖い話
>七話目(岩下・福沢)
>AE4

「日本語がいいですよ。ここは日本なんです。
違う言葉をしゃべったら怪しまれますよ」
僕は適当にごまかした。
風間さんは、納得してくれたようだ。

「そうだね。君のいう通りだ。日本語は難しいけれど、僕たちの正体がばれたら問題だものな。さっきは安易にしゃべったりして悪かった。
同志にあえてあまりに嬉しかったから、つい口から出てしまったんだよ。気をつけよう。これからは、日本語で話を進めるから」
……よかった。
まずは一安心だ。

「……そういえば、君。まだ本名を聞いていなかったね。せめて、本当の名前くらい教えてくれよ」
名前!?
本名だって!?
そんなことをいわれても、僕の名前は坂上修一ただ一つだ。
それ以外の名前は……。

困った。
風間さんが、僕のほうをじっと見ている。
何とかしなければ。
1.笑ってごまかす
2.風間さんの名前を聞いてみる
3.ほかのネタにふる
4.とりあえず踊ってみる