学校であった怖い話
>七話目(岩下・福沢)
>AF4

「そろそろ母国語に切り替えましょう。さっき、この部屋の入り口も閉めましたしね。久しぶりだからうまくしゃべれるかな」
僕は一応そんなことをいってみた。

ここは、いちかばちかだし、もう思い切ってスンバラリア星人になりきったほうがいいのかもしれない。
そして、隙を見つけて逃げればいいや。
なにも、今すぐ危険に身をさらすことはない。

「いや、今はまだ母国語に切り替える必要はないよ。今は、あくまでも地球人としての風間望だからね」
風間さんはいった。
よかった、いいこといってくれるよ風間さん。
まずは一安心だ。

「……そういえば、君。まだ本名を聞いていなかったね。せめて、本当の名前くらい教えてくれよ」
名前!?
本名だって!?
そんなことをいわれても、僕の名前は坂上修一ただ一つだ。
それ以外の名前は……。

困った。
風間さんが、僕のほうをじっと見ている。
何とかしなければ。
1.笑ってごまかす
2.風間さんの名前を聞いてみる
3.ほかのネタにふる
4.とりあえず踊ってみる