晦−つきこもり >六話目(山崎哲夫) >L9
そんなことはいってられないよ。 想像してごらん。 ンバンバ族が、干し首をガサガサいわせながら、睨んでくるんだ。 選ばないとすぐ殺すといっているような目で。 ほら、とりあえずどれかを選べば、相手はなにかしらの準備をし始めるわけだから。 その隙をついて逃げられるじゃないか。 さあ、どれを選ぶんだい? 1.ぐらぐら煮える大釜 2.長い刃物と台座 3.何かの血が入った器