学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>5C3

僕はカーテンの向こうをのぞきこんだ。
その時。
「うおーーーーっ!」
誰かが、叫びながらベッドを跳ね飛ばした。
今の声は、細田か!?
確かめる間もなく、固いパイプベッドが、僕にぶつかった。

カーテンを巻き込みながら、僕は窓ガラスに激突した。
ガシャーンとガラスが砕け散る。
幸運にも、カーテンがガラスよけの役目を果たしてくれた。
これがなかったら、僕は全身傷だらけになっていただろう。
細田は、太い腕を突き出して襲ってくる。

あれにつかまれたら、僕の力では振りほどけない。
僕は、散らばっているガラスの破片を取り出した。
とっさの行動だった。
手にしたガラスの破片を、思いっきり突き出す。
「ぎゃああっ!!」

ガラスの破片は、突き出した細田の耳をそぎ落とした。
「痛いよっ!
痛いよっ、僕の耳が!」
細田はわめきながら、手で血を止めようとしている。

どうする?
1.強気な態度に出る
2.謝る
3.慰める
4.逃げ出す