学校であった怖い話
>七話目(新堂誠)
>5M4

僕は、戸棚を割って砕け散ったガラスの破片を、とっさに手に取った。
「つっ!」
急いだためか手を切ってしまった。
が、今はそんなことに構っていられない。

「いやあっ!」
僕は手にしたガラスの破片を無我夢中で突き出した。
「痛いっ!」

ガラスの破片は、細田の耳をそぎ落とした。
「痛いよっ!
痛いよっ、僕の耳が!」
細田は、左耳を押さえ、もんどり打って転がっている。
僕の足もとには、細田の左耳が落ちていた。

どうする?
1.強気な態度に出る
2.謝る
3.慰める
4.逃げ出す