晦−つきこもり
>三話目(真田泰明)
>A4

そうか、俺もその時、そう思って出川に調査の中止を告げたんだ。
すると彼はこういった。
「あと一週間ください。お願いします。それでダメなら諦めますから……」
俺は許可することにしたよ。
これも石のお導きだ。
そう思ったのさ。

それに二ヶ月間に渡る調査を、このまま終わらせたくないっていう、出川の気持ちもわかるしね。

しかし、一週間も経たないうちに俺は後悔することになった。
彼が突然、行方不明になったんだ。
例の取材に出かけたまま、戻ってこなかったんだよ。
定期的に入っていた連絡もプッツリと跡絶えてしまった。

スタッフは時間の許す限り捜したが、彼の消息は掴めなかったのさ。
俺は漠然と、出川の失踪は、北崎洋子に関係しているのでは……?
と思い始めていたんだ。

いくら極秘取材でも、これはちょっとやりすぎだ。
これではかえって注目されてしまう。

俺は当惑した。
そして、この問題をどう対処すべきか考えたんだ。
うかつに警察にいうわけにはいかない。
警察に行けば、どうしても北崎洋子の話は避けられない。
もし彼女が事件と無関係だったら大変なことになる。

この問題は慎重に扱わなくては……。
その時さ。
そういえばあの石、どうしたんだろう……?
って、俺は突然、あの石のことを思い出したんだ。
あまりにも予想外の出来事で忘れていたんだよ。

俺が、出川にあの石を渡さなければ、こんなことには、ならなかったんじゃあ……。
……なんて考えが頭をよぎる。
俺は、とりあえず出川の机を捜すことにしたんだ。
彼が失踪した原因が、何かわかるかもしれないと思ってね。
これが彼の机の写真なんだけど。

葉子ちゃんだったらまずどこを調べる?
1.左の上の引出し
2.左の下の引出し
3.右の上の引出し
4.右の下の引出し
5.机の上の本
6.机の上の切り抜き
7.机の上のノートパソコン
8.机の上のテレコ

※一度選択した選択肢は消え、番号が繰り上がる。「1.左の上の引出し」から手帳が、「3.右の上の引出し」から石が見つかる。このどちらかまたは両方を含み、合計4回以上の選択を終えると次に進む
(→手帳だけ見つけた場合)
(→石だけ見つけた場合)
(→手帳と石の両方を見つけた場合)


◆2番目の選択肢で「2.整形手術」か「3.出生の秘密」を選んでいる場合
5.机の上の本


◆2番目の選択肢で「2.整形手術」を選んでいる場合
7.机の上のノートパソコン

※追加される分岐
(→石だけ見つけ、ノートパソコンを調べていた場合)